メンター側が抱える問題点

メンター制度というものが、近年企業の間で流行ってきています。メンター制度とは、新人や若手社員に対してメンターと呼ばれる指導者を割り当てることによって、効率的に仕事を覚えてもらい、キャリアを積んで一人前へと成長させていく制度のことですが、そんなメンターという役割を担う人材は、指導力やマネジメントの能力などが求められます。

しかし、メンター制度はまだまだ導入している会社は少なく、現状ではその技術を身につけるための勉強の場があまり存在していません。メンター制度を積極的に導入しようと考えている企業でも、メンターとしての役割を果たすための研修や講座をやっている企業はごく少数です。そのため、メンターの役割がどのようなものなのかもわからず、メンティー(指導を受ける若手や新人)との関係が悪くなったり、指導がうまく進まないというメンター側の問題も生じているようです。

このようなことを避けるためには、メンターとしてどのような点に気をつけなければならないのかを、各人があらかじめ自分で調べて学習することも必要かもしれません。そして、メンターとして活動する上で、メンティーとの関係を良好にし、対話を重ねて、アドバイスは命令口調ではなく、提案という形をとったり、相手の話を無闇に他言しないという前提でコミュニケーションを図るようにすることが重要です。

メンター制度について言及しているサイト(http://learnfrommentor.com)には、メンターにもメンティーにも、企業にも参考になる情報がアップされているので、ぜひ読んでみてはいかがでしょう。